かごしま環境未来館

更新日:2025年10月29日

数年前に一軒家に引っ越して、せまいながらにも庭ができたことで、生ゴミをたい肥にするダンボールコンポストに取り組みたいという気分が高まり、講座を担当したことをきっかけに、実践してみることにしました。
ダンボールコンポストの展示
そのために、まずは道具をそろえることから。ダンボールの箱は未来館の環境配慮グッズコーナーで購入しました。よく見るダンボールよりも分厚くて頑丈そうです。次に、基材となるピートモスともみ殻燻炭をホームセンターで購入しました。ちょうど良い量が売っていなかったので、少し多めに購入し、次回も使えるようにしました。
ダンボールコンポストの見本
準備が整った8月から玄関に置いて実践しました。玄関がちょっと狭くなってしまって、家族には迷惑をかけています。
講座で講師から教わった方法は、この基材の量で1日あたり500g程度の生ゴミを毎日入れることができるという話だったので、慣れるまでは生ゴミを量って入れました。その都度スコップでよく混ぜて土の中に空気を通すようにしました。いつもはゴミ箱の中で″におい”を発していた果物の皮が悩みでしたが、コンポストへ入れるとにおいが出ず、生ゴミの水分も気にならなくてとてもいいなと思いました。また、野菜くずを入れたり、卵の殻も入れてみました。なかなか分解されないもの、あっという間になくなってしまうものなど、実験気分で楽しく取り組むことができました。しかし、ある時からコバエが大量にわいて部屋の中を飛び回るようになり、家族から「どうにかならないか!」と言われるほどでした。こっちだってどうにかしたいのです。講座の時に講師から教わった方法は、使用済みの食用油(廃油)を200mlほど入れると土の温度が上がって虫の卵が死ぬとのことでした。実際、試してみましたがうまくいかず、またたくさんわいていました。そこでもう一度講師に相談してみると、やはり廃油がよいとのことだったので、もう一度やってみたところ、一気にコバエが減りました。何が違ったのかわかりませんが、とりあえず減って良かったです。
ダンボールコンポストは、生ゴミのにおいが無くなったことと、もやせるゴミが減ったことが最大のメリットだと感じました。
今回の基材に入れられる量がいっぱいになったので、コンポストの土はしばらく熟成させて、畑の肥料にしようと思っています。いい土になってミミズが増えたらいいなと思います。
そしてまた基材を入れ替えて、冬期スタートのコンポストを始めてみようと思います。冬は気温が低くて生ゴミの分解速度が遅いという話もありますが、どうなるか楽しみです。

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