かごしま環境未来館
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更新日:2025年07月23日
未来館講座でも講師としてお世話になっている文化庁調査員であり、環境カウンセラーの寺田先生が「キブシ」という植物を未来館窓口にもってきてくださりました。
キブシという植物名を初めて聞いたのですが、写真のような植物で、キブシ科キブシ属に属する雌雄異株の落葉低木のようです。
植物のキブシ
キブシの枝を切ってみると、こんな断面。中には白い「髄(ずい)」が見えます。
キブシの枝を切った断面。中央の白い部分は髄(ずい)
一回り小さな木の枝で髄の部分をグッと押していくと、スポンッと簡単に髄の部分が抜けます。髄が出てくる瞬間はとても気持ちがよかったです。
キブシの髄を取る様子
髄を取り出した後の枝の様子がこちら。きれいに枝の中に空洞ができました。
髄の部分はスポンジのように柔らかい素材ということに驚きました。
髄を取ったあとの様子
髄を抜いた枝の片方を指で押さえ、瓶笛のように息を吹き込むと、音が鳴ります。
木の枝で簡単に笛を作って遊ぶことができました。
道を歩いていると無意識に色々な植物が目に入ってきますが、少し興味を持って向き合ってみると、楽しい発見ができるかもしれません。
子どもから大人まで、自然の素材でまだまだ楽しめることがきっとあるはず!ぜひ身近な植物での遊び方を考えてみてください。
※植物によって手がかぶれてしまったり、棘があったりしますので、注意してくださいね。