かごしま環境未来館

更新日:2024年04月03日

先週は「重曹活用術」ということで重曹を活用した掃除の方法について掲載しましたが、重曹は料理やお菓子などにも利用できることはご存知でしょうか。

春休みを利用してお子さんと一緒に「ふくれがし」作りにチャレンジしてみませんか?
今回は、未来館講座「みんなだいすき♪さつまのおやつ」講座の一部をご紹介します。

ふくれがしは、かごしまで昔から親しまれてきた黒砂糖がたっぷりと入った蒸しパン風の郷土菓子です。重曹の発泡・膨張作用を利用したもので、できあがりは大きく膨らみます。
作り方は材料を混ぜ合わせて蒸すだけ!講座では、「子どもが作る!大人はサポート」をルールに、紙パックを利用して型をつくるところから全行程を子どもたちが頑張りました。

牛乳パックで型づくり牛乳パックで蒸し型つくり材料を混ぜ合わせている様子材料を混ぜ合わせている様子

また、蒸している間の待ち時間を使って、2つの「お楽しみ実験」も行いました。
 1.重曹・クエン酸・片栗粉を材料に水と化学反応させてバスボムを作ろう!
 2.重曹とクエン酸を化学反応させて風船を膨らませられる!?
ワクワク・ドキドキしながら実験も楽しみました。

蒸しあがりは2倍以上に膨れ、満足感たっぷりのふくれがしができました。
出来たてを食べることができるのも手作りの特権です。


ふくれがし蒸しあがり切り分けている様子ふくれがし蒸しあがり

材料は卵・はちみつ・牛乳・酢・薄力粉・炭酸(重曹/ベーキングパウダー)・黒糖を使いました。黒砂糖は鹿児島の特産品でもあるので、地産地消にも繋がります。材料は手に入りやすく、添加物も入らないので体にもやさしいです。

天然素材で環境にもやさしい重曹ですが、掃除の他にもたくさんの利用方法や楽しみ方がありそうです。
まずは春の気持ちのよい気候のなかで、近所に歩いて材料を買いに行くところからはじめてみませんか?

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