かごしま環境未来館

更新日:2022年06月15日

65日は環境の日。毎年6月は環境を考える月間です。環境未来館では、令和461日(水曜日)から19日(日曜日)の間、環境月間企画展「たべものがたり~MOTTAINAIは∞(むげんだい)~」をテーマに、食べ物にまつわる「もったいない」について考える展示や体験を開催中です。その中の企画のひとつに「規格外野菜の即売会(協力:NPO法人フードバンクかごしま)」がありましたので、それについて紹介します。

規格外野菜の即売会の様子

「規格外野菜」という言葉を聞いたことがある方もいると思います。畑でできた野菜のうち、形が曲がっていたり、大きさが大きすぎたり、逆に小さすぎたり、キズがあったり、色が悪かったりなど、様々な理由で売るための基準(規格)に合わない野菜のことです。それらの多くは、食べられることなくそのまま畑などで廃棄されてしまいます。味は同じなのに。
野菜の「規格」にはどんな基準があるのかをインターネットで調べてみると、あまりの細かさに驚いてしまいました。今回の規格外野菜を見ても、普通に食べられそうなものばかりです。即売会を実施してくださったNPO法人フードバンクかごしまの代表の方から聞いた話では、長ネギの緑の部分が3本になっていないと規格外になるそうです。消費者の私たちはそんなところ気にしていないのにと思ってしまいました。

規格外野菜の写真

近年、「食品ロス」という言葉をよく耳にするようになり、食べ残しをしないようにしよう!とか、冷蔵庫で傷んでしまう前に早めに食べましょう!などと言われていますが、それをはるかに上回る廃棄が、流通のいちばんはじめの“畑”で起こっているのではないかと想像するきっかけになりました。ニュースなどで報道されるのは、ほんの一部なのかもしれません。
私たちの意識や行動の変化によって「もったいない」が当たり前の世の中になればいいなと思います。

最後に、本企画で意識や行動変化のきっかけを与えてくださったNPO法人フードバンクかごしまと学生ボランティアのみなさま、そして農家のみなさまに感謝申し上げます。
なお、規格外野菜の即売会は、好評につき6月18日(土曜日)、19日(日曜日)の10時から12時30分にも開催予定です。

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