かごしま環境未来館

更新日:2021年11月03日

令和3年10月下旬、未来館の桜が数輪開花しています。
えっ?と二度見をしてしまいました。
間違いなくかわいい桜が咲いていました。秋に桜?と思って調べてみると…

秋の時期に桜が花を咲かせるのは、葉が落ちてしまった桜の木だそうです。確かに未来館の桜もほとんど葉がついていません。
通常なら春の開花後、桜は緑色の葉で覆われ、夏の間に翌春の花芽を作って休眠に入ります。花芽には、葉で作られ花芽に届く休眠ホルモンによって、咲くことを待つ状態にされています。秋の深まりとともに葉は赤や黄色に色づき始め、やがて葉が落ち、冬の寒さで休眠から目覚め、少しずつ春の暖かさを感じて、つぼみが成長し開花を迎えるというサイクルだそうです。
ところが夏に何らかの原因で葉が早く落ちてしまうと、継続的に花芽に届けられる休眠ホルモンが十分に届かなくなり、初秋の涼しさを冬と間違え、その後再び気温が高くなると「あ!春が来た」と桜が勘違いをして秋に花を咲かせてしまうことがあるそうです。

未来館桜2 未来館桜1

これも気候変動の影響かもしれませが、今ならそんな珍しい桜の開花を見ることができます。未来館へ秋の桜を見つけにお出かけしてみませんか!

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かごしま環境未来館

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