読売日本交響楽団の正指揮者を勤める下野さん。国内外の主要オーケストラで客演するなど、勢力的な演奏活動で私たちに力強い音楽を届けてくださいます。下野さんのエコタイムをお聞かせいただきました。
一日の中で一番のエコを意識する時間を教えてください。
温泉に入っている時(毎日ではないのですが・・・。)
温泉のもともとの背景には、人間を癒そうという目的はなかったでしょうから。こうして自然の中で生まれた産物に恩恵を被っていると思うと、人間も生態系の一員という考え方から見れば、なにかこう恐縮してしまうので・・・。
とは言え、「ありがたい、ありがたい」と言いながらエコを感じず、(温泉に)入っている時の方が多いかもしれません。
食事をしている時。
人間が一番、自然界から恩恵を受けているのは「食糧」でしょう。
出来るだけ心がけているエコテクを教えてください。
テクとは言えないかもしれませんが、こまめに、電気を消したり、水を無駄使いしないようにしています。
普段、実践されているリサイクルやリユース、リデュースってありますか?(※)
商店などでは包装紙や、袋など極力貰わないで、自分のかばんなどに入れます。万引きではありませんよ(笑)。
※リサイクル=再生利用/リデュース=ごみを出さない/リユース=一度使って不要になった製品や部品を再び使うことです。
最近「もったいないなぁ」と思われたことはなんですか?
TV番組での「大食いもの」や、食べ物を使ったお笑いネタを見るときです。
自然の風景をみて美しいと感じるとき、また逆に哀しくなるときを教えてください。
自然は美しいとはいつも思っていますが・・・、
飛行機に乗っている時、上空から山肌がむき出しになっている様子を目にした時に、見えないところで結構、開発という名のもとに森林伐採が進んでいる現実に驚きます。
プロフィール
下野竜也(指揮者)
しもの たつや
1969年生まれ
出身地:鹿児島県
鹿児島大学教育学部音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部附属指揮教室で学ぶ。
1996年にはイタリア・シエナのキジアーナ音楽院でオーケストラ指揮のディプロマを取得。
1997年から1999年まで大阪フィルハーモニー交響楽団指揮研究員として、故朝比奈隆氏の薫陶を受ける。
1999年文化庁派遣芸術家在外研修員に選ばれ、ウィーン国立音楽大学に留学、2001年6月まで在籍。
2000年第12回東京国際音楽コンクール<指揮>優勝(第1位)と齋藤秀雄賞の受賞、2001年第47回ブザンソン国際指揮者コンクール優勝(第1位)で、一躍脚光を浴びる。以降、国内外の主要オーケストラに客演、その多くは再度の客演へと発展している。
2002年出光音楽賞、渡邉曉雄音楽基金音楽賞、2006年第17回新日鉄音楽賞・フレッシュアーティスト賞、2007年第6回齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。
2006年11月、読売日本交響楽団の「正指揮者」就任。2007年4月より上野学園大学音楽文化学部教授。各地でのマスタークラスなど、後進の指導にも力を入れている。
2006年大阪フィル「ブルックナー:交響曲第0番」、2008年読響「バッハ/齋藤秀雄:シャコンヌ、コリリアーノ:交響曲第1番」のCDをエイベックス・クラシックスよりリリースしている。


