第8回生物多様性全国ミーティング

2018年10月17日

平成30年10月8日(月曜日・祝日)に、鹿児島市中央公民館にて「第8回生物多様性全国ミーティング&生物多様性自治体ネットワークフォーラムin鹿児島」が国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)・環境省・鹿児島市等の主催で開催されました。

会場の様子

みなさんにとって「生物多様性」という言葉は身近なものになっていますか?「生物多様性」って何?どんな活動があるの?など、何気ない疑問についてあらためて考える時間となるフォーラムでした。
「国連生物多様性の10年」というのは、2010年に愛知で開催されたCOP10で話し合われ、その後の国連総会において「2011~2020年の10年間、いろいろな機関が連携しながら生物多様性の問題に取り組みましょう」と決められたものです。「MY行動宣言5つのアクション」や「にじゅうまるプロジェクト」に取り組んだり、「グリーンウェイブ」の植樹、保全活動に参加したりといった取り組みがあるようです。「MY行動宣言」は、2020年までに100万宣言を目指しているそうで、内容が分かりやすくウェブからも宣言できるそうなので、皆さんにもぜひMY行動宣言してもらえたらいいなと思いました♪

会場の様子

さて、全国ミーティングの内容ですが、前半はタレントの高木美保さんによる基調講演「命を感じて暮らす」の話がありました。高木さんは、実際に田畑を耕している経験や、動物の保護施設での活動経験から、様々な生き物の”命”について感じることを話されました。田畑での子ども達の言葉や反応、動物保護施設での動物たちの心の変化や人々の反応など、実体験に基づいた話には説得力があり、迫力がありました。貴重なお話をありがとうございました。

事例発表 事例発表

後半は、鹿児島市における生物多様性の取組についての事例発表と、「歴史・文化を支える生物多様性」をテーマにしたパネルディスカッションがありました。事例発表では、「天文館みつばちプロジェクト(We Love天文館)」の都市養蜂の紹介、桜島どんぐりころころ植樹祭実行委員会による桜島の赤水地区へのドングリから育てた苗の植樹活動の紹介、西伊敷小学校エコクラブの自然大好き・生き物大好き・地球大好きな西伊敷っ子を目指して2018の活動紹介がありました。西伊敷小学校の子ども達は元気いっぱい楽しい発表をしてくれました。鹿児島にはいろいろな団体が積極的に生物多様性の問題に取り組んでいることを知り、自分がやっているわけではないのですがなんだか誇らしく思いました。

パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションには、未来館登録団体のNPO法人まちづくり地域フォーラム・かごしま探検の会の東川隆太郎さんや、NPO法人かごしま市民環境会議の村山雅子さんらがパネリストとして参加されました。話を聞くまでは、歴史や文化が生物多様性とどう関連するのかよく分からなかったのですが、大河ドラマ「西郷どん」の撮影で奄美だけでなく沖永良部での撮影もされたのは島の自然や景色が異なるからという話や、西郷隆盛は狩猟が趣味で特にウサギ狩りが上手だったが、それはウサギがどういうところに隠れているかがわかった、つまり生き物や自然のことをよく理解していたからという話、また神社のご神木や森が伝統的に守られていることや、地域のつながりが無くなったり宅地開発されたりして自然が減っている実態の話など、歴史や文化と生物多様性について幅広く知ることができました。
長時間のフォーラムでしたが、内容が充実していてあっという間に終了時間となってしまいました。発表された皆様、準備をしてくださった関係者の皆様、本当にありがとうございました。